リオレット

ステータス/スキル(リオレット)

目次

考察

圧倒的射程のRスキルとパッシブによる視界の確保が特徴。視界の確保やブリンク、長射程のスキルなど、追い打ちが得意なマスター
pros(良い点)
cons(悪い点)

スキル紹介

ビルド例

セリフ

紹介動画

ストーリー

狩りを生業とする一族がいた。彼らは訓練された鷹を利用し狩りを行ない，蓄積された知恵に基づく伝統的な生活をしていた。そんな鷹一族が破滅への道を歩むことになったのは，帝国が彼らの鷹に興味を持ったためだろう。
　

帝国は鷹を戦争に利用しようと考えた。鷹を偵察に活用し，空から敵を攻撃するために使えないかと考えたのだ。帝国は鷹一族から訓練された鷹を買収しようとしたが，鷹を家族のように思っている一族は拒否した。すると，帝国は軍を動員し鷹を奪った。
しかし，帝国軍の人間は誰一人として，鷹一族のように鷹を操る事はできなかった。鷹と交感することができないためだ。
　

帝国は，鷹一族と取引をしようと考えた。金を出し，一族を戦場に引き出そうとしたのだ。しかし，素朴な生活の中に喜びを見出し，伝統的に生きていた鷹一族は，誰もその取引に応じなかった。その間に戦況は悪くなり，ついに皇帝の命を受けた軍が一族の村を占領した。
　

帝国の領土に属する一員として，皇帝の意に従い，帝国の栄光のために戦いに参加せよ！ これが，彼らの要求であった。
狩りを生業とするがゆえに，彼らは命の大切さをよく知っていた。意味のない殺生を繰り返す戦争への参加を要求されても，当然応えるはずが無かった。
すると，一族の血が流れ始めた。兵士は一族の者を一人ずつ呼び出し，戦争に行くことを拒否したものは殺したのだ。
　

帝国の手は子供にまで及び，ついに五歳の誕生日を迎えたばかりの少女の番になった。
　

「帝国の意に従い，戦場に赴くか？」
　

問いの意味がわからない少女は笑ってばかりいた。兵士は一向に答えない彼女を切るため，剣を持ち上げた。
　

「ダメ！」
　

誰かが泣きながら走ってきた。妹を守るために飛び込んだリオレットは，わずか10歳だった。
　

「妹を助けてください」
「皇帝のために戦うか？ 貴様の力を皇帝のために使い，皇帝に対抗している奴らを喜んで殺すと誓うのか？」
　

リオレットは涙を流し，妹のために頷いた。兵士たちは程なく撤退した。
　

たった10歳の子供が戦場に投入された。その日，帝国は敵軍の動きを正確に把握し，敵軍は帝国にうまく立ち向かえなかった。
敵の司令官は，空から降りて突き刺さる鷹を避けられず，目を失った。この一撃により戦況は変わった。
帝国が勝利し戦争が終わると，幼いリオレットは帝国から勲章をもらった。しかし，妹には会えなかった。
　

戦争が暫定的に終了し過去の話になるにつれ，帝国の旗の下で鷹を操ったハンターの話は徐々に忘れ去られていった。
リオレットもそうやって自分が忘れられ，妹が解放されるのを願っていた。
しかし，大災害の後に起きたコア紛争により，帝国は再びリオレットを求めるようになった。悲しい目で鷹を操るハンターの願いが叶うのは，まだ遠い未来になりそうだ。

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