秘密の霧の島の熱帯雨林には,外部文明を遮断し,慣習に従って生活しているチャウチャビ種族が生息している。その中でも開放的な性格だったヘイシンは,いつも外部文明に好奇心をみせ,慣習に従わない生活を送っていた。そのせいで,しばしば種族の者とトラブルを起こした。
彼が起こした最も大きな事件は,船を作っているところを見つかったことだった。一族は騒然となり,島の長老はチャウチャビ族を1つの場所に集めた。島から出る方法を探しているヘイシンへの対策を話す間に,彼自身は隠しておいたもう一隻の船で島を出てしまった。長老たちが反対することを予想し,用意しておいたのだ。
島を離れゆくヘイシンを見つけた長老たちは彼を呼び止めたが,彼は微笑みながら手を振るばかりで,戻ってくることはなかった。もはや,手遅れだった。長老たちはヘイシンの性格を知っていたのにも関わらず,種族の秘密を伝えなかったことを後悔した。成人式の前だったが,彼には先に伝えてあげたほうが良かったのだろう……。
チャウチャビ族がこの島から出ないのは,彼らが他の種族の文明を好きではないということもあったが,それよりももっと大きな理由もあったのだ。チャウチャビ族だけが持っている特別な力は,他の種族の運命に直接影響を与えてしまうことが多く,大概は良くない結果に繋がるのだ。チャウチャビの長老たちは,ヘイシンがこれから出会う人々の運命に関与しないことを祈った。
一方,大陸に向かっていたヘイシンは嵐に襲われて漂流していた。素人であるヘイシンが作った船は粉々になってしまった。木の枝に捕まりどうやって帰ろうか途方に暮れていた彼を助けたのは,道術師のマオワンコであった。ヘイシンは,彼に弟子入りをすることになる。
ヘイシンは自然の気を利用した道術と槍術を身につけ,一を聞いて十を知るほどの有能さを見せた。マオワンコは感心し,自身の知識や能力を全てつぎ込んでヘイシンを育てた。彼は常に正しい道を歩むことについて教え,ヘイシンはマオワンコの言の葉一つ一つに集中し覚えるように努力した。
ヘイシンが1000歳になるある年のある日の夜,陰湿な影の訪れにより眠りから覚めたヘイシンは,通り魔と師匠が交戦している光景を目撃する。師匠の負傷に驚いたヘイシンは,夢中で通り魔を全て退治したが,手遅れだった。ヘイシンは殺生をしてしまったために割れた如意宝珠の半分を,師匠の亡骸と共に埋めた。
ヘイシンは知識と力を,師匠の意思を継ぎ,つらい状況に置かれている者を助け,世界のバランスを取ることに使うと決意したのだった。
「私は自分だけの道を歩くため島を離れましたが,これからは師匠の道が私の道になりました」
マオワンコヘイシン――師匠の意を受け継いだ弟子が,師匠の名を受け継ぐ習慣に基づき
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